FOOD DESIGN / OTHER

2016.03.09頼まれごとは試されごと

みなさま本当にたくさんのメッセージありがとうございました。誕生日、はお祝いするのが仕事みたいなポジションで日々過ごしてる私にとって 皆さんにお祝いされるのは正直とってもくすぐったいような
恥ずかしいような気持ちでいっぱいです。(今回はちょっと長文です。 忙しい方は飛ばしてくださいませ)
よっちゃん4
もっともっと 頑張らなくちゃいけないのだけど、今、本当に仕事が好きだし、自分の仕事を誇りに思う。もし子供が父の背中を見て育つものだとしたら、世界一楽しく仕事をしているのは 他でもない 父親だと言えるような存在になれるような気がします。
22歳で日本料理の料理の世界に入り
29でイタリアへ渡って
33でフリーランスになりました。けっして順風満帆な訳なんてなくて朝5時から33時間働いて 5時間寝て また33時間働くみたいな生活をしてた時期もありました。
自分が情けない瞬間とか、周りの友達が羨ましくみえる瞬間とか数えたらキリがないくらい。
 
一人で鍋を磨いたり、包丁研いで なけなしのお金で買った魚をさばいてみたりしてた25歳、その頃料理長になるものの 人を上手につかうことなんて全然できなくて、ひたすら意固地になって、必死に売り上げやシフトにあいた穴を埋めてたような時期もあった。
 
僕が何度 飲食業を嫌いになったろうか? 何度 恥ずかしい思いをしたろうか?実際に やりがいが見出せなくなってやめた時期もあったのも事実。
でも手元には料理とそれを食べてくれる人は常に絶えなくて、いや料理と友達しかなかったのだけど、僕のしたことでいつも誰かが「おいしい」っていう言葉をくれた。自分の出す料理に 人が笑顔になれる瞬間だけは本当に生きてる心地でいっぱいになったことだけは自分を常に突き動かしてくれていて…
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そんな積み重ねを必死に繰り返していたら こんなことになっていた。今振り返ってみて最高といえる35歳は そんな、どんくさい20代の上に成り立っているって、そう強く実感するのでした。
今の僕のワークスタイルは お店にゲストが来る店舗型ではなくて、ゲストに僕が寄っていく、ゲストのオーダーメイドスタイルなわけで、従って毎回現場が違うのです。 6人のホームパーティの次の日に 200人のパーティなんてこともザラにある。プレゼンテーション重視でも スピード重視でも どんな変化球オーダーでもでも綺麗に打ち返さなきゃ4割バッターにはなれない。目指すべきゲストの満足度をいかに高められるか、日々、大胆に臆病に進めていく綱渡りなのです。どんくさかった20代で いつもいつも本質を考えて 「なんのために」仕事をするのかを考えてきた泥臭さい現場があったからこそ 今があると思っていたりして………
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かく言う自分もまだまだで反省もいっぱいあるのだけど、もし一つ言えることがあるとするなら、大切にしている一つの想い→「頼まれごとは 試されごと」の精神についてです。(ちょっと文章が長くなってしまったけど)→『人にものを頼まれるということは 人にものを試されているということ。』
従って相手の期待や予測を1パーセントでも上回れなくてはならないということ。
 
 凄いと思ってもらわなかったら次の仕事はないフリーランスの世界。ORTO ICHIHARAに頼んだら本当にすごいってお客さんに思ってもらえなくちゃならない。 だから相手が10分でできると思っていることは9分で。相手が予測してる感動を100とするなら 120にして返す、そんな繰り返し。毎日がそう。
 
必然的に常に本気になる。僕は本気以外ない。 決して値段を下げて 楽をしようとはしない。お金を払って提供させてもらっているのは、満腹感や、便利さなんてことは とっくに超えたエリアで勝負するのがイーティングデザイナーの世界だと思っているから。
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40代が最高になれるように、まだまだ走りますよ〜!
いきなりの長文に付き合ってくれてありがとうございます。
今日も素敵な1日を Have a nice day!!!